千と千尋の神隠し

これ、きっと好き。予告編を見て思った。
音楽とか、女の子が大人になっていくらしい話は、なんとなく好きに違いないと思ってしまったのだ。

千尋が引越しの途中に入ってしまった不思議な町。
この辺は、アリスや果てしない物語やオズの魔法使いなんかと同じだけど、それらと違うのが、夢ではなかったこと。
その終わりの受け入れ方が「よかった」という人と「べつに〜」の人の分かれ目のような気がした。
何も出来ない千尋が、その町で、生きるために、愛するもののために頑張り、生きる力を身につけたことが、夢でなくやっぱり現実だったんだよ・・・というこの終わり方が好きだ。
大人になったことは、後になってみて分かることなんだ、と言っている気がする。
だから、これは大人が見てこそいい映画だと思うのだ。

宣伝のコピーは「10才になる子も、10才だった子も」だっけ?これを10才が見て果たして分かるのかなあ。
いつも、宮崎駿の映画は子供に分かるのか?と思う。トトロは楽しいけど。ラピュタは大好きだけど。
まあ、いいか。分からなくても楽しければ。いや、分かってるのかもしれないけど。

Aさんが、よくなかったと言っていた。
一緒に言った甥っ子・姪っ子は楽しんだようで、子供には面白い映画よね・・・なんて言っていた。
ふぅ〜ん。人の感性は違うもんだ。
もともと彼女とは、感じ方の種類が違うし、やっぱりそうか。

Nはすごくよかったと言ってた。
Nが夏の課題図書だと貸してくれた、ハリー・ポッターはまだ読んでいないよ。
夏休みが終わってしまう。

自分が、千から千尋になったのはいつだったろう。