瞼の母

新宿をさんぽ。
休日の朝は人も少なくて気持ちいい。
都庁やNSビルは懐かしいなあ。
出来たばかりの頃、東京で仕事していた友に連れていってもらった。
その頃はドラマにもよく出てたね。

日帰りで名古屋から上京するYと渋谷で合流。
SISの先行であっさり希望が取れラッキーでした。
会場は世田谷パブリックシアター、席は6列目の端の方。
半円形なので、端の方は3列目くらいで随分前に感じました。
でも床がフラットなので、座った芝居が人の陰になって見にくい。
後方のがよく見えるかも。

母をたずねて三千里」みたいな話ってことしか知らなくて、
剛の忠太郎はマルコで、母おはまに出会う話だろうと。
剛が出てなきゃ、東京行ってまで、いや名古屋でも見ない芝居だな。

出演者が多くて、でも旅の途中で出会う人なので、ちょっとしか出ない人も。
出ずっぱりの話じゃないからしょうがないけど。
大竹しのぶも最後にやっと出会う母なので、途中まで出てこない。
西尾まり、篠井さんは実は二役だったのに、気付かず見てて、
奉公に出て女中になったのかとか、実は老女に扮してたのかと思ってしまった。
先に配役をパンフで見ておけばよかったかな。

剛は泣きそうになる程しごかれて、しっかり稽古しただけあって、
気が入ってて素晴らしかったです。
父帰る」の時は、ん?と思うところもあったけど、
今回はそんなこともなく、セリフひとつひとつに気持ちがのって、
こちらに伝わってきた感じ。

ただ、この話自体が面白くない…
大物役者さんがやっても、氷川きよしがやっても、
自分の感想は同じだろうよ、たぶん。
瞼の母はどうやったってやはり瞼の母だろな、と。

舞台の照明が綺麗でした。
夕方なのに朝顔咲いてるのは変だろと思いましたけど。