「聖徳太子展」 名古屋市博物館

聖徳太子ゆかりの至宝が一堂に集った展示。
2才の太子像、悪い夢がいい夢に変る夢違観音像、柄香炉を手にした立像、生涯を1枚に表した絵伝など、国宝、重要文化財、御物が170件ほど。

展示期間が1ヶ月だけなので、朝一なのに、アターックしてくるじいさんや、フィールドワーク中の学生、学校で行けと言われたっぽい子供らで、混み混み。
自分のペースで閲覧できないと疲れる。

遣隋使の書簡や憲法十七条など、教科書で見た、読んだものが目の前にある。
ちびっこには難し過ぎるが、中学生なら感動出来るだろう。
比較鑑賞の仕方がよくわからないので、同テーマの幾つも似たものを観るのはつらい。
これの足の親指は不自然に反ってるとか、髪がベーグルパンだとか、この太子の足はエジプト型ねとか、まるでアホな鑑賞しかできない。
不気味な顔の同じような童子の像が、5体くらい並んでいるんだもん。飽きてきた。
絵伝も解説のパネルを見ながら観ると解り易く面白かったが、それが4作品も揃うと、「もういいや」となり、他は眺めて過ぎた。
一つずつでいいや。こんなにも造られたというのが判ったことが、収穫。

伝歴が面白い。
懐妊後、2才から亡くなるまで、毎年何か記されている。
手を握ったままの2才で始めて東を向き合掌をした、3才で桃の花は好まず青松を愛でた、16で父の余命が短いことを予言して柄香炉を持ち看病した・・・など。どこまでが真実かは分からない。キリストや釈迦のような伝説のお方だ。
教科書にあった、1才で片手は天を、もう片手は地を指した逸話はなく、何も資料がなかった。私の記憶違いか?

グッズ売り場の、「和を以って尊しと為す」の印のTシャツに魅力を感じた。買わなかったけど、ちょっと欲しかった。
少し前にNHKで聖徳太子モノを集中的に放送していたが、東京で展示があったからかもしれない。

今日は「名古屋国際女子マラソン
博物館も家もモロにコースなので、道路規制に入ると暫くは帰れない。だから朝一で行ったのだけど、連れと食事をしたので上手く交わせた。
お昼の店は大ハズレ。食器が欠けていたから期待しなかったが、やはり不味かった。
ついでに、雀をどり分店「若雀」で芋羊かんを買う。羊かんと言っても、お芋がごろごろ入ったういろう。
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「芋ういろ」って名前だった。ああ、勘違い。