万望亭(名古屋市名東区一社)

20時頃仕事を終えて楽屋トーク(*)をしていたら、急に魚が食べたくなったので、Yと「万望亭」へ。
ここは日替わりの天然魚がウリのお店。
 (*)更衣室でのおしゃべりのこと

冷酒でカンパイ。なにに?報告会の終了と…えーとえーと…サタスマ本購入記念(Yだけ)。
あれは本当に売れてる?いつもの本屋は、未だにボンボン赤青の山4つもあるが。
慌ててまとめ見したサタ☆スマ。今週が最後だったなんてー。ハットリくんはもうないのかい?なぜカットリくんって名じゃないのか?

今日の天然魚は、初かつおと黒鯛だったので、初かつおを注文。
かつおと言えば椎名さん。椎名さん話で盛り上る。

一番新しい短編集は、『飛ぶ男、噛む女』(新潮社)〜あやかしのエロティシズム。めっぽう危険な、男と女のものがたり。〜 
新境地開拓か?帯に惹かれ買ったけど、いつものような超常小説だった。あまり面白くない。別にエロくも危険でもない。
「超常小説」が好きではない。
表題作「飛ぶ男、噛む女」の、ストーカー行為(その言葉がない頃のこと)をする女、精神が弱って通院している男「私」、チベットへ旅する妻は現実。その女とどうにかなって更に怖いオチは超常部分。
一人称「私」がいつも主人公で、エピソードも背景も「私」=椎名さんと思わせるストーリーが、いつの間にか超常していて気持ち悪くなる。この不快感が狙いなのだろうが、大して面白くないし、どこまでが現実でどこからがフィクションなのか考えると、かるいストレスになる。

かつおの刺身、かさご揚げ、ほたるいかの生姜生醤油、たこ湯葉しゅうまい、冷酒「黒龍」で、2人で4000円。
品数が少な過ぎて、選ぶのに苦労した。店員の対応も今イチ。
あと、子連れもいいけど、きーきー言わせるな、親!そら22時も過ぎれば子は不機嫌になるさ。ここは大人が飲む店じゃ。きーー!
かつおとお酒は美味しかった。