本の雑誌 1

金曜の晩、M子姐様から<A HREF=http://www.webdokusho.com>「本の雑誌」</A>にスマネタありと、お知らせ頂いた。
なーにーぃ?
これ、私の定期立ち読み雑誌(または図書館)じゃないの。

本の雑誌」は、本が読みたくて会社を辞めた発行人の目黒考ニ(北上次郎)と友人でもある椎名誠を編集人とする、書評雑誌の先駆け。
群ようこは作家になる前、ここの事務員だった。
その辺りの話は、椎名誠本の雑誌血風録』(朝日新聞社)、『新宿熱風どかどか団 』(朝日新聞社)や、群ようこの『別人「群ようこ」ができるまで』が詳しい。

スマネタ提供は、目黒考ニ・椎名誠イラストレータ沢野ひとしのおバカおじさん4人組の1人で、オウム事件に関わり、現在は柳美里石に泳ぐ魚」のモデルの原告側弁護士の木村晋介氏。

どんなにおバカなのかは、椎名さんのあやしい探検隊シリーズや『哀愁の町に霧が降るのだ』(新潮文庫)を読めば分かる。
私は、この子供みたいなオジさんたちが大好きだ。
本の雑誌のコーナーで単行本のシリーズにもなっている「発作的座談会」は、面白い。

さて、
キムラ先生もSMAPも大好きな身としては、どんな内容かとっても気なる。
”あわやSMAPと乱闘”らしいから。
新幹線の規制か混雑に巻き込まれて参った、って話だろうか。

そんな訳で、今月は立ち読みではなくちゃんと購入。
紙質悪くて530円もするけど、ちらっと読んだらその肝心のエッセイが面白かったからね。

(以下、その内容)

【キムラ弁護士、あわやSMAPと乱闘】

宮部女史から届いたチケットで「模倣犯」を観たことから、話は始まる。
原作や監督から期待して観たが、なかなかの印象だったらしい。
が、しかし。
主犯格を演じる若い役者(誰かは存じないようだ)は、ひどく滑舌が悪くて超インテリのイメージは崩れ、逆に刑事はやたら滑舌よく、違和感があったと。
結論は、「惚れ込んだ原作の映画は観ない方がいい」