映画「阿修羅のごとく」

映画レディースデーなので(なぜか名古屋市内は木曜)、もうすぐ終ってしまう「阿修羅のごとく」を観に行く。
原作もTVドラマも知らず、知っているのはテーマ曲(トルコ行進曲)だけ。
映画の曲も、トルコ行進曲に似た印象の曲だった。

先入観なく観たが(おすぎが「森田くんは、家族ゲーム以来初めていい映画作ったわねん。」と言ってるのをどこかで聞いたが。スマステか?)、面白かった。
キャラ立ちもストーリー展開もよく出来ていて、向田邦子は凄い脚本家(ここでは原作)だったのだな。
比べるのはナンセンスだが、スガ○なんて全然だな、と。

森田監督の映画で印象的な、食べるシーンが随所にあって、かなり惹かれる。
どれも本当に美味しいそうな料理と食べる音、器にもそそられる。
五感に訴えてくる食べるシーンがとても効果的。
蕎麦屋で鴨南蛮みたいなのを食べていたのが、おいしそうだったなあ。
鏡餅で作る揚げ餅。
うちでは、中がまだお餅状の揚げ加減で塩を振って食べるが、映画の中ではカリカリのあられのよう。
料理の監修は、向田和子さんが執られたとのこと。美味しそうな料理は「ままや」の料理かもしれない。
Amazonで本を探してみよう。

坂東三津五郎小林薫が、不倫をする役なのが可笑しい。
中村獅童もうまい。監督の立てたキャラがいいので、これは儲け役でもある。
とにかく表情もキャラも旨味がある。

深田恭子が、あまりにデブーでデブーで。
ええのかー?ホリプロのアイドルがあんなデブちんでーー。
後で、友と延々と「深キョンにびっくり」話を交す。
後姿が肥大しておる。下着の跡もくきりと肉がはみ出ておって。
子を産む役だが、常に産後だぞ。すげーすげー。
でも、今はちょっと痩せたから、まだ安心して見られる。
う?こんな会話、どこぞでも何度もしたような。おおーい慎吾ーっ!

新聞の投稿が実は母のものだったところで、忘れていた高校時代の事を思い出した。
高1の時、ある件に関して、学校名だけ記して匿名のハガキを書いたことがある。
それがある日、記者コラムの中で取り上げられていて、びっくりー。
記者の感想も入れつつ、「T高校のAくん」に好意的なコラムが。
「Aくん」って、男の文と思われたか?
校長が朝礼でこの話をしてるのを、「むふ、それは私だ」と思いながら聞いた。
後にも先にも、投稿の類はその時だけだなあ。