ラストサムライ

テレビ誌3冊と引き替えに、映画は1000円でしか見ない決意を実行中。
ロード・オブ・ザ・リング」が始まると小さい場所に移るので、今日が大スクリーン1000円デーのラストチャンス。
あれは1も2も見ていないので、3も見れない。
同僚Cに言ったら、見た事がないなんて珍しいと驚かれた。
そ、そうなの?
全然惹かれないんだけど、あれ。ゼブラーマンキャシャーンは見たいが。

ラストサムライ
面白かったが、むむ、分からないこといっぱいだ。
どこか風景などがヘンということは置いておいて、でも気に掛かることが多い。

なぜ勝元(渡辺謙)は侍なのに、ベラベラなのか。
明治時代になぜ戦国武将のような戦をしているのか?(独眼流かと思った)
そもそも、官軍と侍がなぜ合戦をしているのか。
攘夷運動をまだやってたのかよとか、
忍者と侍を一緒にしているとか、
トムはどうやって1人で袴を履いたの?とか、
歴史や文化を知っている日本人にとっては、謎だらけでありえないことが次々。

更に、
これは、池田屋騒動の10年後の話なのね、とか。
勝元はサムライスピリッツを貫いて戦友に介錯してもらえたのに、
勇さんは切腹が許されず、罪人として斬首だったわ、しくしく。
そして、今、戦場へ行っている日本人がいるのだと思わずにはいられない。

でも、派手な合戦シーンは久々で、面白かった。
恐らく、外国人が見た方が純粋に楽しめるだろう。
もしくは無になって、見るといい。史実を関連づけしてはいかん。
「なんかおかしい」とは決して思ってはいけない。無心に無心に。
歴史や伝統に憧れるメリケンの人々は好きかもしれん。
但し、武士の名誉やら切腹を、見て理解できるかどうかは分からない。

日本人は、真田広之小雪と斬られ名人、七之助くらいかと思ったら、100人くらい出ていて驚いた。
小雪のプロフィールに「BL」があったが、毎週録画までして欠かさず見ていたのに、何の役だか思い出せない。
デビューの「恋はあせらず」は覚えてるのになあ。見たり見なかったりだったけど。

「サムライとはその階級を言うのではなく、その心の在り方を言う」
 ↑最近思っていること。
これもそういう映画だった。
ビデオが出たら、もう一回じっくり見たいとは思った。

THE LAST SAMURAI
”THE”って、それは勝元のことなのか?でも助演なのか?
あれは謙さんがよいと言うより、役がいい気がする。
あの役は誰がやっても(略)