「NANTA」

昨秋、韓国へ行った時に観た「NANTA」が、とても面白かった。
NANTA」とは、韓国のキッチン・パフォーマンス。
キッチンツールやキッチンにあるあらゆるものを叩いて、リズムとパフォーマンスで会場を沸かす。
調理の匂いも立ち込め、観客を巻き込んでのパフォーマンスは、楽しくて興奮の2時間だった。
台詞はないが簡単なストーリーもあって、誰が見てもきっと楽しめる。
NANTAチームはオーナー(黒)と赤青黄緑4人のシェフの5人一組、いつもこの5人で活動する。
ビストロスマップみたい。

毎年日本にも来るので、今年は是非名古屋で観たいと思っていたら、
6月に公演があってチケットが取れた。
ソウルには専用の「NANTA Theatre」があり、毎晩公演がある。
名古屋の会場はここの倍ほどのホールだけど、これは絶対に前の方が楽しいのだ。匂いもするし、熱気も伝わる。
前の方だといいな。
仕事の都合がつくかどうか微妙だけど、頑張って行こう。

高校の友Kがソウルに転勤になって、去年初めて遊びに行った。
転勤直後はほとんど韓国語が話せなかったのに、今はチョナンどころでないベラベラでびっくり。
そりゃそうかも。韓国語と英語しか通じない、アジア人ただ1人の職場に3年近くいるのだから。

韓国は初めての個人旅行&しかも名古屋からは1人で出国(向うで合流)だったけど、
飛行機の手配以外自分では何もやっていないと言うヘタレ個人旅行。
空港からのピックアップもホテルも携帯の手配もおまかせ。
食べるところや買い物もほとんど連れて行ってもらい、値段の交渉もしてもらい。
NANTA」は、Kがカード会員枠で手配、日々満席らしいがいい席で見れた。

韓国で面白かったのは、
スーパーテレビが潜入しそうな、民家のリビングでひっそり売るニセモノを見にいったこと。
衣料品店でKが何やら店員と話すと奥から、ニセブランド時計のトランクが運ばれて来たり、どこからか主人が来たり。
ここの女主人の手引きで歩いて行くと、普通の家なのに、あれえー!バッグや靴がずらっと。
これは裏社会か?あやしいー。
こんなことが当たり前のようにあるソウル。すごい。

注:Kはロンさんのようなアヤシイ人ではない。ある有名企業の一社員。
ボスがアジア人嫌いでストレス溜まってる可哀想なリーマン。早く帰っておいで。