うまいなあ

土曜だけど、初出動の回をやっと見た。

ただの視聴者なのにエラソーだが、
こういうのを書かせたら右に出る者はいないな、うまいなあって感じの三谷脚本。
今回で、全ての隊士たちにキャラ付けがされた。器に中身が注がれた感じ。
水だったり酒だったり、個性がよく出ていて、
これを見てしまうと、イヤなヤツらと思ってた鴨派の面々にも情が移る。
最期の場面はきっと辛いなあと、ミタニントラップにあっさりハマってみる。

繕いものをする、若人野口。
空威張りで気が小さいチンピラ風情、平山。(この人、笑える)
相撲で会津を思い出す平間。
どの人も憎めない。

可愛い人大賞は沖田。
「くすん」って泣いてるし、くんくん匂い嗅いでるし、体操座りだし。(藤原も体操座りだった、はぁと。)
お針仕事してる平助もかわええ。烏帽子もえらくお似合いで。
可愛いのは、一人で祇園経験済みの副長に「行ったのか」と声裏返ってる局長も。
抜けがけされて、驚いたんですなあ。
「つるむのは好きじゃないんでな。」の、副長もな。
いつも、つるんでるくせにー。ぷぷぷ。

幹部を決める場面は、テンポよくてオチもよくて、文句なしの面白さ。
結局、どっちの頭も座ってるだけで、進めてるのは官房長官2人と言うのも笑える。

いつの間にか「おまさちゃん」と呼んでて、常連さんになった様子の甘党の人たち。
かっちゃんと歳のやりとりも可笑しいが、それを端から見ている山南。
何事もあんな感じで、人の話を伺っているのが、山南らしくて面白い。
局長副長は、今京都で大評判!なことも知らないのね。
あの頃の女性は、読み書きできたの?
書き写してきたと言ってたけど、筆を持って出かけたのか?
分からんといえば、
阿比留の背中のむしろと風車。
1話の最後でも、龍馬と一緒に風車が出てきたと思うが、風車にはどんな意味が。

最後の初出動の場面。
立て札を原田が引っこ抜いた時に見せた局長の表情に、
一寸の迷いを感じたのは私だけか?