ハットリくんはロジャー・ラビットだった

昨日、今月の注目映画「NIN NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」の試写会へ。

どうってことないハートフルなお話だが、フツーに面白くてフツーに1時間40分楽しめた。
小難しい映画に飽きた方、こども向けと実はバカにしてる方、
三白眼が好きな方、ドシフンが好きな方、大福が好きな方、
かっこいいハットリくんが見たい方などにも、お楽しみ頂けますたぶん。
(但し過剰に期待はしないこと)

マイ小ツボは、ちょっとヒゲが目立つニンニン。
ニンニンはヒゲがあってはいけないと思うぞ、夜中の撮影でも。

他の出演者が普通のお芝居をする中で、一人だけ思いっきりアニメキャラな香取ハットリくん
かと思えば、くるくるほっぺのくせに所々マジ演技だったり、無駄に男前だったり。
どちらもハットリくんだけ異色で、その浮いた感じが面白い。
実写であって実写でなく、まさに「ロジャー・ラビット」なハットリくん
その辺りが、このところ流行の他の実写版たちと違うところ。
あくまで、アニメのハットリくんがそのまま飛び出して来ちゃったよー!って感じが大切、
ほんの少しのスタイリッシュな感じとたっぷりの野暮ったさが、魅力でござるよ。

こんなアニメキャラが出来て、しかも@が似合う成人の男は慎吾以外にはいなーい。
慎吾なしで「新選組!」はなかったように、これも実写化できなかったかもしれん。
大河の人がこのハットリくんてことに、妙な感動が。

しかしこの作品、殆どまともに映画評をして貰えてないんだよな。
こども映画ピンク映画と同じく、除外か?
キューティーハニー」と同じくらいには楽しめると思うので、
もうちょっと雑誌の片隅でオススメされてもいいんでないか?
子供とファン以外の、普通の人々にアピールしてもいいんでないか?
殆ど見かけないので、今ここで強引に「今月の注目映画」にしてみました。
ニンニン、かっこよくて可愛かったー!

本当はこういうハートフルな話より、はっちゃけたおバカ映画にした方が好き。
CD「HATTORI3」のPVみたいな感じのバカバカしいやつ。
それじゃ、藤子不二雄(A)先生の許可が下りないか。