not只者

うちは中日新聞を購読してるので、
朝日水曜夕刊のミタニンコラムを読むには、買いに行かねばならん。
真夜中にコンビニに電話をして、取り置きをお願いしたこともしばしば。
コンビニって便利。
今日は、戸田恵子さんの「なにわバタフライ」のお話と言うので、50円持って買い求めてきました。
ぜーぜー。

先日大阪行って観た「なにわバタフライ」は、面白くて楽しくてじんと来て、素晴らしいお芝居だった。
戸田さんがそれはそれはかっちょよくて、可愛くて、キラキラ(オーラとも言う)が見えるよう。
コラムにもあったように、いつまでも拍手が鳴り止まなくて、トリプルカーテンコールでもまだ拍手し足りない感じだった。

一人芝居を観たのは2回目。
前に観た南果歩の「幻の光」は全く違うスタイルの一人芝居だったけど、
いろいろな一人芝居があるんだろうな。

で、コラムの中では、
その奮闘振りに、観に来た俳優さんが皆「自分には一人芝居は無理だ」と言う中、
一人だけ<b>真顔</b>で「自分もやってみたい。合ってる気がする」とのたまった人がいたと。只者ではないと。
そいつは、香取慎吾という男です。
そりゃ只者じゃあないな。あれを観てやりたいと言うなんて。
かとりしんご一人劇場。劇団ひとり劇団かとり。
でも確かに合ってると思う。演者が舞台上では(あああ、初め「豚以上」と変換されたぞ)演出家にもなる点で。

しかし。
そんなこと言うのも、只者ではないかも知れないが、
そう思わせた戸田さん&三谷さんこそが、もっと只者じゃないなーと、そのくだりを読んで思った。
だって、他の一人芝居(ミスタイプをしたら「太り芝居」と出てしもた、ううう)観ても、
きっと「僕もやってみたい」とは思わないだろうから。
本音かごまかしか分からないけど、舞台はいやと言ってた人を、
やってみたいと思わせた芝居を間近で観られた幸運に感謝しよう。

今日は「ネバーランド」を観た。じんわりと来るとてもいい映画だった。
やっぱりジョニーデップいいなあ。
なにが好きなのかな、横顔とかまなざしかな。