クロサワ特集

スマステの黒澤映画特集が面白かった。
見たいとか見た方がいいと、言われたことも思ったこともなかったけど、
今日の特集を見たら、ちょっと映画を見てみたくなりました。
撮影の技法などメイキングや裏話が面白かったので。
とりあえず、見たいものリストに入れておこう。

面白いなと思ったのは、パーンフォーカス手法。
どこを見るかは、見る側が決めるというところ。
蜷川さんの舞台のセットを思い出した。「身毒丸」のセット。

黒澤映画が海外で人気あるのは、字幕だからと聞いたことがある。
リアリティを重視して作るという話で、それが浮かんだ。
なるほどなあ。
それがよいか悪いか別として、文字なら誰でも理解できる。
聞き取りにくかったり見辛いオリジナルよりも、一般受けするのかもしれない。

名画や名作と言われる古典は、まるきり苦手ジャンル。
あまり見たり読んだことがないから、一般常識で普通に分かることも知らない。
あ、次週特集の三島は、少し読んだことある。
椎名さんの私小説の中で、バイトをしていたイタリア料理店の常連だったエピが登場したのがきっかけで。
オザケンお薦めの本や、最近は藤原の舞台「近代能楽集」の予習で読んだくらい。
豊饒の海」4部作が好きだったので、映画「春の海」が気になるけど、
今ひとつ出演者に惹かれないのでテレビ放映されたら見よう、かな。

きっかけは結構大切だ。
自分の場合は、だいたいこういうミーハー心(死語です)や好奇心から食い付く。
大河があったから新選組や幕末本を読んだり、Reading「椿姫」を見るからオペラ見たり。
来年の「西遊記(仮)」は、岩波少年少女新書で読んだことがある。
大人向けの西遊記は読んだことありません。
きっと読まなくても楽しめると思うの。猿が棒をクルクル回したりするのよー。