かもめ食堂

4月1日(土)
全米を感動の涙で包む映画もいいけれど、
大きな事件や感動があるわけでなく、余計なセリフもなく、
登場人物も少なくて、日々の生活にある小さな変化や出来事を描いて、
見終わるとちょっとだけ幸せな気持ちになれておなかが空く。
静かでくすっと笑える、そんな映画は気持ちがいいね。

ここでストーリーを書いてもそれは面白くないので、見て味わうことをお勧めします。
以下、気に入ったポインツ羅列。

・「毎日まじめにやってればいつかお客さんは来る」と、
ヘルシンキで単身かもめ食堂(ruokala lokki)を営むサチエは信じている。
こつこつ毎日働いていれば、そのうちきっとよいことある、と思おう。
・「おいしそうにたくさん食べる太った生き物が、私(サチエ)は好きなのだと思う」
かとりしんごのことではありません、たぶん。
・サチエとミドリ出会いきっかけは、ガッチャマンの歌。
こんなところにもガッチャマンがー、くくく。
・おいしそうなご飯がいっぱい登場。食べたい!
・かわいいファブリックがいっぱい登場。
合気道の四股 
・「人に入れてもらう珈琲は美味しい」
珈琲を人に入れてあげるの、好きです。自分はめんどくさいので1杯19円ので。
・日本かぶれのフィンランド青年トンミ・ヒルトネン、漢字では「豚身昼斗念」

物語の舞台も撮影場所もフィンランド
マリメッコヤコブセンは知っていても、
万博でも北欧共同館だったし、北欧3ヶ国のどこかで物価の高い国くらいにしか知らなかった。
イメージするのは、サンタクロース・ムーミン・サウナ。
これじゃ日本のフジヤマ・ゲイシャ・ハラキリと同じか。
フィンランドはゆったりした時の流れる、のんびりしたお国らしいです。

名古屋はこの日が初日で、サービスデーとも重なって朝イチの回はすぐに満席。
女性好みかと思ってたけど、男性客も結構いた。
早い番号で初回が取れたのに入場が遅かったので、席がバラになってしまった。
そんなに見たい訳でないのに、どうしても見たくて来た人みたいに1人鑑賞ですまんね友よ。
そう言えば「THE有頂天ホテル」も、すぐ見たくて休出仕事なのに同行させたのだった。