「硫黄島からの手紙」試写

11/24
「武士の一分」試写会に手当たり次第応募した際に、
他にもいくつか出していて、すっかり忘れてた「硫黄島からの手紙」が当たっていた。
予定をしてなかったので、
先日何かイベントやインタをTVでやってたのに、全く見ていない。
しまった。

はがきに舞台挨拶有りと記載されているので、客も早くから並んでいて、
入場チェックも厳しく随分と待たされた。
デスノ並に人が多いんですけど。
2階の1番前に座る。

モノクロのような色を押さえた映像が、戦争の虚しさをよく伝えていた。
でも2時間20分は長すぎるよ。前半は特にカットできそう。
出演者がよかった。
少年兵かと思って見ていたニノ(本郷)が、子持ちだったのでびっくり。
話し方が今時の若者風というか北の国から風なのが惜しいけど、
セリフのない時や最後はよかったな。
アメリカ作品に日本人キャストが登場するのかと思ってたら、日本の映画だった。
クリント・イーストウッドが撮った日本の戦争映画ってことに、
この映画の価値がある気がする。
もし日本の監督が撮っていたら絶賛されただろうか。
日本の監督は撮れなかったかも知れないけど。

あんなに賞賛されるのかよく分からない映画が多いけどこれも。
見応えはあった。よかったけれど普通。

上映後に舞台挨拶。
渡辺謙が「日米のスタッフが相手国の国旗を慰霊塔に捧げ、感動した。
この映画の意義が分かった」と話していた。
わざわざ日本人だけで日本語でなぜ撮ったの?と見ながらも思ったので、
ああそういうことだったかと、納得。
スケジュールの都合なのか(翌日午前に皆さん手分けして各局生出演)、
上映後の挨拶だったけど、観る前の方がやはりいいんじゃないの?
聞いてから見た方がよい内容の話が多かった。

伊原剛の立ち姿がかっこよくてかっこよくて見惚れた。
バガボンドやってくれ。