コリオレイナス 1

凄かった。面白かった。
できることならもう一度見たいけれど、11000円(A席9000円)もするから無理。
先行や一般発売日に取りそびれたので、ぴあにはいい席がもうなくて、
前日まで待ってキョードーに電話し窓口受け取りにして貰ったら、
センターの中央辺りで見られた。

マジックミラーが舞台に幕のように設営してあり、
冒頭、そこに会場内が写るのだけど、2階席は殆ど空席。
いつまでもチケット売っていたし、余ってるだろうと思ったけど、こんなにがらがらとは。
ショック。
(空席だらけレインボーホール事件はきっとこんな感じ)
この景色見ながら芝居をするのかと、悲しくなった。
このマジックミラーは何度かスライドし、照明の具合で会場が写るので、
芝居に集中してても、その度にふと淋しくなる。
満席ならそう感じることなく、いい演出であろうに。
土日はそこそこ埋まっていますように。

先日メイキングをテレビ愛知でやっていて少しだけ見た。
全面大階段の舞台セットは、横から見ると急勾配で、
この階段でぞろぞろした衣装での立ち回りは、大変で危なそうに思われた。
でもさすが稽古の賜物、坊主頭の唐沢くんは如意棒さばき(ちがう!)も上手い。
階段を活かした大勢での闘いの場面は、迫力満点。

階段の向こう(頂上)の、水墨画、菩薩像、門塀、般若心経の、
4枚?の大きな襖のようなパネルを開け閉めして、
また照明によってミラーとなって、場面転換をする。
民衆との場面(広場)には四天王像もあり、舞台は古代のローマだけど、
衣装もセットも日本中国西アジアなどが混在したオリエンタル。
西遊記に出てくるどこかの国みたいな感じ。

司祭のようなローマ風の衣装の人もいるけど、
袴に帯刀の侍風の人もいて、またボロをまとった民衆はジプシー風。
色彩も素材も形も様々で、面白い。同じ衣装は1着もないそうだ。