宝塚歌劇宙組公演

Yと中日劇場宝塚歌劇団宙組公演を観に行った。
今回は男役新トップ、和央ようかのお披露目公演らしい。当日券だったので一番後ろだったが、よく見えた。
一度は観ておくべきと言うのは本当ね。面白かったー。(別の意味で)
そう、ヅカって楽しいっ。

公演は2部構成で、お芝居「望郷は海を越えて」と、歌と踊りのグランドショー「ミレニアム・チャレンジャー」。可笑しかったのはグランドショーの方。
謡曲で踊ってる・・・。ちょっと古臭い演出と音楽。印象を一言で言えば「紅白歌合戦の余興みたい。」
その歌が耳に残って忘れられないー。

「ミレェ〜ニアム〜、チャレェ〜ンジャァ〜♪」
「わぁーお!わぁーお!うっ!はっ!」

今時、こんなのあるかい!ってな歌詞。こんな曲を、麗しい娘役と凛々しい男役は真面目に歌って踊っているなんて。ぷぷぷ。
Yと私はツボに入り、くっくっくと笑っていたが、前の席の人はお気に入り(ジャニーズで言えばJr.か?)が出ると「きゃっ」と小さな声を上げ、顔の横で小さく手を振っていた。「ぎゃーーっ!」でないところがヅカファンお上品。Jr.のファンはこうはいかないでしょう。ヅカはファンもすみれのようなのだ。
SAMの振付らしきシーンは、ストリートのクネクネ感はなく、あくまで宝塚風の仕上がり。
SAM、後悔はしていないか?
おお!これが、のラインダンスや、大漁旗を背に「せいやーっ」の掛け声で一世風靡のように踊ったり、紅白並の笑えないウケ狙いのミニショーありで、惚れ惚れしないものの飽きない。
あっという間にフィナーレ。
お馴染みのでーっかい花輪のような孔雀のような羽をトップの2人が背中につけて登場。男役は7本の尻尾みたいなものまで垂らしている。
総勢40人程が勢揃い。これよ、これ。この華麗で豪華な感じ、ヅカワールドだ。
ちょっと感激。
しかし、なぜか男も娘もトップもスクールメイツのようにポンポンを手に持って振っている。男役がポンポン?
音楽はまたも「ミレェーニアム〜、チャレェーンジャァ〜♪」
冷静に見るとお笑い?ってことを、真面目にやってる清く正しいヅカ。
スマスマがパロっちゃったのが分かる気がした。
「竹の塚」みたいにオカマ歌劇団がいたら、わたくし、きっとハマります。惜しいな、宝塚歌劇団

この後、Yと私はまさかの「出待ち」をしてしまうのだった。