櫻の道

案外早く仕事が片付いたので、8時頃から夜桜を見に行った。
昨日は鍋の中ばかり見ていて、桜と月はろくに愛でなかったもんなあ。
どこに行こうかと情報誌片手に相談し、日進の岩崎川へ行くことにした。ライトアップは10時まであるようだし無料駐車場もある。近いのに行ったことがなかった。

車を入れて、川沿いを歩いた。
堤防の両脇の桜は低くて、張った枝が桜トンネルだみたい。まわりも田んぼのようでのどかー。
高校の時、健脚会でここを歩いたことがあったのを思い出した。今は舗装されたけど、でもあまり雰囲気は変わっていない。懐かしー。

こんな道を通って自転車通学したかったなぁ。そんで、軽やかに歌を口ずさむのよ。
『学校へ通う小道 みんなで歩く道よ〜♪
  毎朝みんなは時間を気にして 急ぎ足で通りすぎる〜♪
   柳の枝は笑って 路を空けてくれるが〜♪
    試験のある日は見向きもしないで 駆け出すのさ みんな〜♪』
 (中学の音楽の教科書の最初にあった歌。柳じゃないけどさ。)
う、まるで昔の学園ドラマの女子高生風だわー。空腹でおかしくなった。
夜桜を見た後は「しょうゆ亭」でご飯を食べた。

「とってもいい」と言われる『櫻の園』(吉田秋生)は、読んだ時期がよくなかったのか、”きゅん”も”どきっ”もなく読んだ覚えがある。
きっと高校時代に読むべきマンガなんでしょうな。残念だわ、感動できなくって。
新検定の教科書には、SMAPの名曲『夜空ノムコウ』が載るらしい。
中学生に、この歌詞の本当のよさが解かるかなぁ?解からんだろうよ、きっと。
あれは、もうちょっと大人になった時に、しみじみ「いいなぁ・・・」と感じる歌だ。
でも、あれを歌った中学生たちが大人になって、冬の夜に思い出してくれるのかと思うと、とってもうれしい。