覚王山春祭り 参道ミュージアム

覚王山まつり」というのは、美術系学生や創作活動をしているアーチスト(の卵)や、工房を主宰する人、地元の商店らが露店を出したり、パフォーマンスをしたりする野外ミュージアム

さっそく鯉のぼりを肩にかけ、着物姿で踊っている大道芸人が。そばにいた人が「昨日は火を吹く芸をやっていた」と言っていた。それ、見たかった。
足が止まるのは陶芸やガラス細工の店。感じのいい手作りの器が安く売っている。
こういうのいい!と思うものがあったけど、「陶器は自分で作るもの」なので買うのはためらわれる。アイデアを頂いておこう。
私の通う教室では織部のいい色が全く出ないので、きれいな緑色の器があると欲しくなる。
小さな窯に助手の先生が付きっきりで温度管理をして焼いていた頃は、透明感のある綺麗な織部の色が出せたのに、教室の規模の拡大で大型の電子制御の窯に変わったら、濁った汚い吐きそうな緑になってしまった。もう織部は使えない。
小さい窯の頃は、窯出しも自分たちでやって、楽しかったのにな。
南米風の土っぽさを活かした陶器小物のお店で、羊の置物を2個買った。
小物は大きさや色違いで2個買う方が、飾った時具合がよいから。一つだとガラクタっぽいけど、対だとインテリアになったりする。
おねーさんは2個買ったらまけてくれそうだったのに、わんさとお客がその土の羊を手に取り出したのでそれどころではなくなった。ちぇっ、惜しい。
私は客を呼ぶ才能があるかもよ。空いてる店で手に取っていると、人が集まっていることがよくあるもんね。
別のとこで、ちょっと歪な形が可愛いガラスのカップも買った。
のこぎりを楽器にして演奏してる人がいた。映画『デリカテッセン』はのこぎり音楽が使われていたっけ。あの音だった。
文化センターの「チーズとワイン」のクラスの店は、私のバナナチーズケーキも連れのガトーショコラのチーズケーキも、大したことなかった。自分で作ったチーズケーキの方が美味いわ。

お昼は、「オステリア・ウンゴッチョ」で。ここは、料理の先生が名古屋で一番美味しいイタリア料理店と言っていたところ。
参道の店はがやがやしていたろうに、ちょっとはずれのここは落ち着いた雰囲気で、おまつり特別メニューの本格的なパスタとティラミスとコーヒーがとってもおいしい。大正解。

外に出たら、予報では夕方からのはずなのに雨が。傘がないよう。