漂流記 2

途中、通行人に「今何時?」と尋ねる。情けね。
時刻もわからないよう。←時計代わりに使用

【再び遭難】
マンションはロビーから部屋番号で呼ぶシステム。
でも平気。自転車置き場から非常階段で入れるもんね。
たしか2階か3階の、この辺り。
あら?表札がない。ここかしら?ここもない。どこよー?
恥かしいがとりあえず、「ピンポーン」・・・留守。
別の部屋を「ピンポーン」・・・空家?
ここまで来て、会えなかったらどうすりゃいいのさ。
せっかく救助ヘリが来たのに、気付いてもらえない遭難者のよう。
うわーー。

そうだ。郵便受けで捜そうとロビーへ。
2階に・・・ない。3階にも・・・ない。あれー?ないじゃん、R宅。
ちゃんと名前書いておけよ、R!一体どの部屋なのよ。

そこに散歩帰りのお父さんが。やったー、救助者現る。
とっても怪しいが(既に入館してるなんて)、「あのう、訪ねる人の部屋が分からなくなったんですが、どこで確認できますか?」
「あ、そこの管理人室でわかるよ。」 なんだ、常駐だったのか。
管理人は怪しむ事もなく即答してくれた。ありがたいが、防犯上はどうなのか?

Rの部屋は2階でも3階でもなく、5階だった。
そりゃ見つからないはずだ。

【生還!】
「こんちは。まめたでーす」
「おおお、どうぞー(笑)」とRだんな。

ガチャ。そこには3人の姿がー。
そんなこんなで、なんとか無事生還。ふーっ。

昨晩、RとFは、「S駅に、12時の待ち合わせでどう?」とメールしたそう。
留守電入れてもメールしても、待てど暮せど返事がないので、おかしいと思ったが、きっと盛り上がってるのねってことになったらしい。
危うく「S駅に12時に来てね」にするところだったと。
うわー、セーフだわ。もし、そのメールなら、会えなかったところ。

【そして携帯は】
うんともすんとも言わなかったのに、なななんと。
オーラスの後、いぢっていたら、なにやら反応が。
バッテリーがなくなっていたので、その晩充電すると、何もなかったかのように現在の時刻を表す我が携帯。あらーん?直った?今ごろ直った?
そして、溜まった着信、留守電、メールがどっちゃり。
不思議だ。どしたのだ?
黄泉がえりだわ、子リスの涙で蘇えったのねーっ。ああ、子リスーー!

●携帯に頼ってはいけません。アドレス帳を持ち歩きましょう。時計もしましょう。
旅先で壊れると、それはもう大変よーう。これは一種のサバイバル体験。