チェン・ミン 二胡ライブ

今年初の「生もの」は、チェン・ミン二胡のコンサート。

会社の診療室の看護婦さんが供出してくれ、希望者で抽選をしたら当たったのだ。
父・貞吉が亡くなってから、私の運が上昇している気がする。
今「HR」の募集があれば、当たったかもしれん。
これからせっせと色々応募しよう。年賀はがきを買ったのに出さなかったから、たんまりある。

二胡というのは、2本の弦を馬の尻尾の毛を張った弓で弾く、中国の伝統的な楽器。
音色はビオラにも似ているが、「東洋的な音色」と聞いて想像するあの音色が二胡だ。
映画音楽にも多く使われている。印象に残っているのは「ラストエンペラー」。
今日の演目にもラストエンペラーのテーマがあり、これで二胡が知られるようになったと言うことだった。私が覚えているくらいだから、相当有名なはず。

ラストエンペラー」は、中国映画を観るきっかけになった映画かもしれない。
あれ以来、中国や台湾などのアジア映画を好んでよく観るようになった。
一番好きなのは、チャン・イーモウの「秋菊の物語」だ。
壮大な物語が多い中、これはイタリア映画のような笑いと風刺が利いていて、笑いながら泣けるという、チャン・イーモウお得意の世界。
辛いことを笑いの中に描くところが好きだ。昨年観た「活きる」にも繋がる作品だと思う。

そのチャン・イーモウの「初恋のきた道」と言う映画があるのだが、主役チャン・ツィイーの前作が、「グリーン・ディスティニー」。たしか、公開はこちらの方が後だった。
「グリーン・ディスティニー」でも二胡で演奏された曲が使われていて、それも聞けた。
あまり馴染みのない二胡と言う楽器が、こんな風に好きな映画で繋がっているのが面白い。

東洋的な曲ばかりかと思ってたら、バックはフルート・ピアノ・ギター・バス・パーカッションとジャズっぽくもある曲で、10曲ほど。
献血センターのイベントだけに、知事の話や献血いっぱいした人の表彰が始めにあり、最後はナースが花束贈呈をしたので笑った。制服かよ。
チェン・ミンさんは、献血についてのコメントをトークに挟んで、律儀な方だった。

その後は東洋気分で飲茶をと言ってたけど、雪が降っていたので、スタバに寄っただけで帰宅。
寒いからマスクをしてフードを被る。←めちゃめちゃ怪しい
昔のzuccaのパーカーは、フードが被り易くてすごく暖かくて、今になって大活躍。
フードって、被るためにあるのよね。