椿姫

みんなの期待に応えなきゃと思いつつ、家でプリン食べておーいしーいなーって言ってるつよぽん、好き。

まだドラマを見ていないのだけど、先週の、講堂で2人が「乾杯の歌」を歌うシーンはTVで見ていて、今後の展開や言わんとすることが、すぐに分かって泣いた泣いた。
他を見ていないのに、この曲を歌うだけで分からせてしまうなんて、このシーンを撮った人は凄い。

「乾杯の歌」は歌劇「椿姫」の曲で、アルフレードと後に病死する高級娼婦ヴィオレッタが、パーティで出遭った時に歌う曲。歓喜の歌だ。
中村先生とみどり先生は、アルフレードヴィオレッタだ。
そして、Reading「椿姫」では、最後にこの「乾杯の歌」が歌われ、カーテンコールとなった。
「椿姫」のストーリーと剛の「日々是精進します。」が一緒になって、泣いた。
やっぱり、これは1話からきちんと見る事にしよう。(だからいつまでも見られないんだよな)

「椿姫」で、もうひとつ。
父・貞吉は、手帳を日記代わりにしていて、倒れた12/30まで毎日書いていた。
それを見ていたら「椿姫」のことが2回書いてあった。
1つ目は、6月。
Reading「椿姫」の予習のために図書館でCDを借りたのだが、貞吉に返却を頼んだのだ。
”まめたに頼まれ、図書館へCDを返却す。”
その後CDを買ったので、借りたことも忘れていた。
2つ目は、7月。
「椿姫」のDVDの取り寄せをしていて、入荷連絡を受けたメモ。
”○○からまめたへTELあり”

ふつう、日記は人には見せないものなので、web日記は特殊な日記だ。
日記という名の読み物だからね。
亡くなると、日記は人に読まれる。
貞吉は、読まれると分かって、つけていたように思う。
母方の祖父はしっかりと日記を付けていた人で、なくなった後にそれを読んで、皆、感心したものだ。
母・貞子の父上を貞吉はたいそう尊敬していたので、あの日記を思って書いていた違いない。

若くしてわずかな余命は辛いことだが、余命を宣告された中村先生は不幸ではないと思うのだ。
余命を知らず、亡くなる人が多いのだから。
「今、人生で1番、生死について考えている」と言いながら、「黄泉がえって欲しいのは、ベランダに放置したハムスター」と別のインタビューで答える、つよぽん。そういうとこが、好き。