ただいま帰りました

のん気に、美術館に博物館に世界遺産にミュージカルと、充実の日々を過ごしているうちに、イラク攻撃が始まっていた。

ロンドンでは、まったくそのような緊迫した雰囲気はなく、
市民は普通に通勤し、街には若者や観光客が溢れ、公園は本を読む人、犬の散歩をする人がのんびり過ごし、地下鉄もバスも通常に走り、パブに集い、ウエストエンドでは公演が毎日行なわれ、博物館は遠足の子供が大勢走りまわっていた。
空港の機能は通常通りで、チェックインはあってないような簡単なものだし、ダイヤも乱れてはいない。

新聞さえ見なければ、戦争が始まったなんて、まったく分からない。
イラク空爆が開始されても、日本もロンドンも、何も変わりない日常。
これから生活に影響が出始めるだろうが。
そして、スマに異変はないかも気になる、浦島くんの私。
気になることはいっぱいだが、とりあえず、今日、自分のベッドで横になれるのは、幸せなことだ。