オケピ!(2)

開演は18時半で、幕間が20分あり終わったのは22:15頃。
その間、役者は出ずっぱりなので、相当大変だろう。
3時間以上あったが、あっと言う間に終わった。ミュージカルは楽しくなくっちゃね。

巷では、初演と比べた評判も多く目にしたが、これしか観ていない私は、十分面白かった。楽しい。
白井さんが可愛らしい。この役にぴったりだ。天海祐希の怪力キャラも男勝りな面も合っているし、それぞれのキャラクターが際立っていて面白い。
その人のイメージに合わせた役だけに、分かり易い。
岡田さんは声楽家だけあって聞き惚れるほどに声量がある。布施明も。布施明の兄上がうちの役員で、彼は弟そっくりに歌うらしい。聞いてみたいものだ。
瀬戸カトリーヌが最高。歌は上手いし芝居も上手くて、いい味を出していた。
オバくさい感じに笑った。
楽器別で言えば、茂木氏の本にあったように、オーボエが神経質だったのが可笑しかった。

すれ違いや勘違いによる可笑しさやスピード感はHRと同じ。きっとこれが三谷さんの得意とする笑いなのだろう。
「HRが好きな人は、これも面白いと思えます。」と、たしかレプリークでの氏の言葉、その通り。好き嫌いが分かれそうだが、私はツボに入った。
タコとタコとが絡み合い〜と、気になって気になって演奏どころじゃない、の歌と踊りが好きだー。気になって〜は、映画「8人の女たち」を思い出した。
そして、最後に全員が歌うところは、皆が楽しそうで自分も楽しくて、涙がでた。

劇中のセリフにある「愛すべきおバカ」。
私が好きなのは、まさにこの「愛すべきおバカたち」だ。