錦秋花形歌舞伎 1

11月3日 
「錦秋花形歌舞伎」を観に、愛知厚生年金会館へ。
若手5人による新春浅草歌舞伎が好評で実現した、秋の地方巡業。
今回は中村勘太郎中村七之助中村獅童の3人が出演。この3人がまたかっこよくて…惚れ惚れ。

歌舞伎の面白さや楽しさを多くの人に感じて頂こう、楽しんで帰って頂こうというのが、趣旨の公演。
そのため、演目(この言い方、合ってるのか)も分かりやすいものであった。ガイドなくても楽しめる。

三人吉三〜大川端庚申塚の場
吉三という同じ名のお嬢吉三(七之助)、お坊吉三(勘太郎)、和尚吉三(獅童)の3人の盗人が偶然出会い、義兄弟の契りを交わす。
七之助女形(本当は男だが女装の役)が綺麗。

芸談
トークコーナー。
黒スーツに着替えた3人登場。うわああーー、かっこえええーーー!
スマ5人が並んでステージを歩いてきた時と同じ程のオーラが。
タキシードジャケットにスリムパンツ、シルバーのベルト、ブーツの獅童
ブラックGにデッキシューズ、黒のテーラードジャケの勘太郎
ベロアの黒スーツ、ワインレッドのシャツの七之助
三人三様でとてもステキ。
3人並ぶと、本当にかっこいいジャパネスクな男たち。

女性司会者の進行で、質問に答える。
まずは、
司会 「勘太郎さん獅童さんは、来年の大河ドラマ新選組に出演されます。」
勘 「舞台ではお客さんの反応を常に感じながら演じるが、テレビの撮影ではそれがない。反応があるのは来年1月なので。それに慣れていないので、難しい。
でも、共演の方々はとても魅力的な方ばかりで、撮影はすごく楽しい。同世代の藤原くんともよく話す。」
獅 「勇の幼なじみの滝本捨助で、新選組の話だが僕は新選組に入れなかった男の役」

と、歌舞伎より先に大河の話。いい話をこんなところで拾うとは。
衣装や立ち振る舞いに不慣れで苦労している局長だが、テレビ撮影に慣れない勘太郎君も同じような思いをしている。大変なのは、みな同じだ。
慎吾もとても楽しい現場と言っておったが、こうして実際に勘太郎からも同じ言葉を聞き、なんだか安心。
やはり心配なのでな。