砂の器

今日、原作本(上)を買った。
いかにも昨日見て読みたくなった人。それが今日買った狙いなんだがな。
先週もそんな小芝居を打ってみた。
子母澤寛の本を、放送翌日にいかにも「大河効果」装って。
本屋が手応えを感じるようにね、小さなことからコツコツと。
実際「砂の器」の上巻は、一軒目は売り切れ、紀伊国屋でも残り2冊。
今日売れたんだろうな本当に。

さて、ドラマ。
とても見応えがあった。
丁寧に作っているのがよく分かったし、台詞が多すぎないのでそれぞれの情景がよりいっそう印象に残る。
音楽もよかった。
どういう話かも知らず、原作も映画もメイキングの番宣も見ていないので、全く白紙の状態。
結末も知らないので、ただただ画面を見入っていた。
現代の話なのに、過去の映像が昭和初期のような昔くささなんだが、あれが重大な過去と関係あるのか?
ピアニカはすまん、「Smap」をつい思い出し笑った。
返り血のついたセーター、手洗いするってどうなの?
洗面所で手洗いは、ありえない気がするけど。捨てるつもりなのに手洗い、どこに干したの?

ドラマにも惹かれたが、台詞のない時の中居の表情がいい。上手い。
リーダー本気出したーー。
やる時はやるんだぜって感じの本気な中居に、なんかぐっと来てしまっただよ。
これは保存版。

日曜の晩が至福ゆえに、また憂いの思いが。
脚本がダメダメなのか監督がダメなのか。
メイビーの人、身体張ってやってるのに。なんとかしてやってくれ。