「ホテルビーナス」 2

チョナンであって剛ではない。
というか、チョナンカン草なぎ剛ってことを忘れていた。
途中「クサナギツヨシです」という台詞で、
チョナンはつよぽんだったかと、今更思ったり。

慎吾も言うように、チョナンがとにかくかっこいい。
冒頭の殴られて息絶え絶えチョナンや、洗濯機を見ている後姿や、
怒って吼えるところ、どれもいい。

手紙の字と走り方は、剛そのものだった。
黄泉がえりでもそう思ったけど、あの特徴ある走り方は、どうしても剛。
勇さんも走ると慎吾。
走り方って個性が表れるんだなあ。

面白いなと思ったのが、受信して受信してと麻生氏が演技を評していたが、
今回の役はそれにぴったりだったこと。
こんな役もできるんだなー合うんだなと。

韓国語での演技って、やはり難しいんだろうな。
分からない言葉で感情を表すって。
中谷美紀のキリキリしたワイフは、韓国語の音感やパワーに合っていた。
香川照之がいなかったら、チョナンプロモ化したかもしれないが、ピリリと締めていてよいね。
浜木綿子の賢い息子くらいにしか、知らなかったのが惜しい。

あのデカイ外国人は、スマステの人か?
麻生氏もちょこっと出てなかったか?
チョナンが着ていた薄い紫のシャツ、欲しい。
どなたも靴が素敵。チョナンの靴、特にいい。

足元と言えば、
足だけで、旅人がきたー!とすぐ分かってもうたよ。
何も知らない方がよかったかもしれん。
カラーになった途端、いつ出るかといつ映るかと集中力に欠けたじゃないか。
銃暴発にもドキドキしなかったが、ベラベラストレンジャー待ちでトキトキ。
出たー。なななんてかっこえんだー。
終演後、一緒に見た後輩Yと二人、ストレンジャーすてきーと転げ回りそうな勢いであった。
タバコ吸うのを見たのは久々、なぜか新鮮。
彼の放浪記を短編で撮ってくれ、タカハタ。DVD特典として。

ラストサムライの時もそうだったが、流れが速くてローマ字のクレジットが読めない。
唯一読めたのが、IIZIMA MICHI ミッチー?
後輩Yも「イイジマミチしか分からん」と同じことを。

この映画、見るたびに発見があるように思う。
印象も違う気がする。いろんな見方ができそう。
2回目、いつ行こうかな。今度はひとり鑑賞。
激混みかと思いきや、あまりに空いてたので、
早めに行かないと、スクリーンが小さくなってしまう予感。
元々そういう作品だと思う。名古屋ならセンチュリーあたりが丁度いい。