名フィル定期演奏会

翌日の京都行きの準備を全くしていない先週の金曜、スマ仲間Kさんと名フィル定期演奏会へ。

ラヴェル 組曲マ・メール・ロワ
ラヴェル 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
ベルリオーズ 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17抜粋
指揮:ユベール・スダーン  ピアノ:横山幸雄

このオランダ出身のユベール・スダーンおじさんの指揮が楽しかった。
小躍りと言うか、お尻フリフリ。ちょっとノリ過ぎてないか?
組曲マ・メール・ロワ」は、映画音楽のようで心地よい。
ディズニー映画や、ラストサムライ小雪の山村の情景が浮かぶような曲。
気持ち良くて、寝てしまいそう。

戦争で右手を失ったピアニストのために作った曲。
両手が使えるのに、この曲を演奏する意味はあるのかね。
音域や指使いに不自然さがあるのか、前の曲で心地よくて寝そうになった脳が覚めた。

劇的交響曲と普通の交響曲ってどう違うの?とKさんに聞いてみたら、
「劇。」と、とても簡潔な答えが。
端的な回答ありがとう。あ、劇だから劇的なのか。
ドラマチック交響曲だってさーくくくっと思っていた。
この曲も気持ちよかった。寝くなった。
大層な楽器が並ぶ中でタンバリン、しかも簡単そうなリズムのタンバリン。
あれなら今すぐ出来るかも。

今回のテーマはパリ博。
そう言えば、どこかベルエポックの薫りがする。
アンコールの「天国と地獄」で徒競争の気分になって、最後まで楽しめた。
ずっと昔に日曜の朝やっていた、山本直純の「オーケストラがやってきた」を思い出す、あんな感じの楽しさ。

ベルエポックな薫りに包まれた私たちは、中華を食べに行った。
金曜の夜なので混んでいて、「お席の方を片付けるので、15分ほど掛かりますが」
ええーー?片付けに15分も掛かるんかい!
どんなに食い散らかしたんだよ、前の客。
そんなに待つんじゃ、帰ろうかと思ったぞ。(でも5分程で案内された)