イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー

「イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー〜パパと呼ばないで!〜」
愛知厚生年金会館
作:レイ・クーニー /翻訳:小田島雄志・恒志/演出:山田和也
出演:上川隆也羽田美智子濱田マリ近江谷太朗綾田俊樹 ほか

ここにストーリーを書いても面白くないが、
クリスマス前のロンドンの病院の医師談話室を舞台に、上川扮する医師が、
今しがた発覚したばかりの元同僚との間の隠し子に、自分が父親であることをごまかすため、
ウソにウソを重ねて、周りの人を巻き込んでの大騒動!って話。
日本で言えば、三谷氏の「その場しのぎの男たち」や「HR」のようなコメディ。

面白かったー!
いやもう、こんなに笑って笑って盛り上がった芝居は、吉本(新喜劇育ち@土曜12時)かコレかって感じ。
たまたま大楽だったので、最終日ならではのサプライズもあって、しあわせーな気分の2時間半だった。
きっかけくれたSさんに大感謝。楽しかったー。

サプライズとは、
カーテンコール1回目のあと暗転すると、お約束のように、会場のあちこちで色とりどりのサイリウムがゆらゆら。
若い人も50代くらいのおばさんグループも隣の兄さんも、振っている。
(この時、会場は総立ち)
ええーー?なになに?なんで皆持ってるの?謎。
キャストは知らなかったらしく、幕が開くとこの様子にびっくり、とても嬉しそう。
なぜかステージから銀テープが飛び出し、あれージャニコン?ペンラと銀テープって。
スタンディング・オベーションの中、カーテンコールは4.5回あり、最後は全員が籠を手にして登場。
豆まきのように、塩ビの小さな人形たちを会場に巻いていた。
近くの人がゲットしたのは、カエル。

OPもおしゃれだし、カーテンコールも楽しく、幕が開く前から(アナウンスも笑える)幕が降りるまで、ずっと楽しめた舞台だった。
再演を希望ーー!

レイクーニー脚本なのか、山田さんの舞台なのか、上川隆也キャラメルボックスなのか、
どの舞台をみたら、こんな面白さまた味わえるのだ?
とりあえず、「HR」のDVDで、「鷲尾くん捕まる」と「級長選挙」を見た。
おもしろーい。
「HR」が一番手軽に味わえるかもしれんです。