舞台「マダム・メルヴィル」

面白いと聞き行こうとしたらチケットが完売してたため、当日券に並び、3列目の上手通路から5番目の意外な良席に。
並んで取る当日券って初めてだったけど、チケ運の悪い人には自力で手に入れる確実な方法かもしれん。

朝から並ぶスマコンの当日券しか知らないので、どんなものか見当つかず、
もしや成宮人気で長蛇の列かもと思い、午後休とって午後一番で行ったら誰もいない。ありゃ。
それから、30分から1時間置きに覗きに行き、1時間半ほど前になったらロビーのベンチにそれらしき女の人たちがちらほら。
立って待つのはイヤなので椅子を確保し様子を伺ってたら、きっちり発売30分前に一斉に並び始めた。
この素早さなにー?
本読んでてすごく早く来たのに出遅れ。
それでも、見切れなくて前の方が取れた。
右側にしたのはたまたまだけど、最後のシーンでカール役の成宮くんがステージを降りて右通路を後ろへ歩いて捌ける演出だったので、すぐ近くで見れた。
トキトキはしなかったけど。

舞台は60年代パリ。
どこか孤立した雰囲気を持つアメリカ人の生徒カールと、文学教師マダムメルヴィル(女性教師の敬称がマダムであり、彼女は独身)の物語。
偶然彼女の部屋で1泊することになったカールに、文学や芸術や愛を教えるうち、まあプラベートレッスンみたいな感じに(かなり横着な説明)

セットも衣装もお持ち帰りしたいくらい、60年代のパリの雰囲気で可愛い。
音楽もよかった。
けど、それほど面白くなかったなあ。
成宮と石田ゆり子の二人芝居のうちはいいが、ナイロン1000℃の村岡希美さんが登場し3人の芝居になると、松岡さんがとても面白くて上手くて、二人のつたなさが目立ってしまう。
なんだかな、まだまだこれからな感じ。2人とも舞台向きじゃないのかもしれん。
テレビや写真の方が成宮もうんと個性的だし、きっとフォトジェニックな人なんだな。
石田ゆり子は髪型やメイクのせいか、妹ひかりにとてもそっくり。

しかし。もし私が成宮ファンなら今は絶賛中でしょう。
シャツ脱いでるし半ケツだしキスしてるしモノローグあるし。
これが、吾郎なら、20の慎吾なら、10年前の木村ならーーー。
同じ年代の舞台俳優なら藤原竜也の方がいいなどと思ってしまい、面白さ半減させてたのかもしれない。すいません。