NHK にんげんドキュメント「四万十川の仙人」

四万十川の辺で猟と漁をして暮らす、ハルヒロじいさんの逞しくも穏やかな生活。

解禁後初めて捕らえた猪にお神酒をかけ、耳と尻尾を山の守り神に供える。
新年には川船にお神酒と鏡餅を供え、清流がいつまでも守られることを願いお神酒を注ぐ。
今では足が弱って存分に歩けないヤスコばあさんの82才の誕生日に、内に毛のついたあったかな靴を履かせてあげた。
猪を売り、遠い麓の町で買ったものだ。

”大事な大切なものは、
この四万十川と山と、他は婆さんくらいか。そんなもんよ。
80何年、山と川で遊ばせてもろうたんやけん。
今更切り離すと言っても、体から離れん。”

先週放送していたものの再放送。母・貞子(本名)が見て感動しておった。
再放送が多過ぎのNHKだが、こういう良い番組の再放送はありがたい。
年をとっていい顔とはこういう顔か。
にんげんドキュメント」はテーマ音楽で感動2割増しだが、今回は相乗効果で5割増しの感動、染みる番組だった。